42:2025年はどうなるかな |
1年を通して12曲発表する活動、とても良い経験値を得れたと体感しています
色々とぼんやりとして見えてた事の解像度がより鮮明に明確になって来ています
総括となりますが、まずは残り3曲の楽曲解説から書いて行きます↓
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「Poison」
また1曲代表曲が生まれましたね、新年1発目がこんな振り切った曲で来るなんて誰も思わなかったでしょう
そしてまさかのジャズ路線に活路を見い出す 笑
元々以前から「3連シャッフルリズムの曲」をやりたいと考えてました、ハロウィン曲は実はそのシャッフルリズム曲なのです
その考えの延長線上で「もっと違う方面打ち出したいな」と考えて導き出したのがジャズテイストmeets昭和ブギウギテイスト
思い付いたら早い早い、でも書き始めたのはお正月からでしたので曲が出来たのが1月6日、ギリギリなのは平常運転 笑
凄い曲出来たんじゃないの?って思ってます
メンバーにデモ聴かせたら「ああ、これこれ!こういうの欲しかった!」って
皆の感性が同じ方向を向いてるんだなーって嬉しい瞬間
ビッグバンドのホーンセクションのアレンジなんて一瞬で決まったし、TAKASHIにもほぼ何にも伝えなかったし完全に以心伝心
ただ1点、彼から「このアレンジで行くとロックバンドじゃなくなるけど良いの?」って訊かれましたが、私は即答で「そんな事はもうどうでもいいのよ、かっこ良ければ何でもありなのよ」と伝えたらタガが外れたアレンジ出来上がって来ました
シンフォニックな味付けは一切無し(まあ当然ですね 笑)
部分部分にヴァイオリンと木琴は居ますが、メインはジャズバンドの構成と同じ金管楽器達です(サックス、トランペット、トロンボーン、フレンチホルン)
滅茶苦茶暴れてくれてます
高慢ちきなショーパーソン(性別表記無)がこの街から連れ出してくれる誰かを探しながらも毎晩キャバレーのステージで歌い続け、ついには連れ出してくれる人(性別表記無)と出逢い、酔い潰れた街を飛び出す・・・でもその優しさは本物なの?お互い隠してる「嘘」を見て見ぬ振り、どうせ愛なんて熱いのは最初だけなのよ、と言う猜疑心を持ちながらも歩み出した歩幅は止まらず加速する、そんな内容です
1本短編映画撮れるでしょ、これ 笑
良い歌詞書けたなーって思います
ギラッギラな淫らでエロティックなMV撮りたかった 笑・・・いやこれから作る可能性もあるかも、ふふふ
スタジオでも皆めちゃくちゃアグレッシブに演奏してます、こんなにハマった曲も久々なんじゃないかって位
歌はほぼ息づきありません 汗、かと言って棒立ちで歌う曲じゃなく躍りながら歌ってるので、相当鍛えられます
早口リリックもあるし、まさかロックバンドやってて「アォウ!」って叫ぶ日が来るなんて思いもよらなかった 笑
この路線、メンバー全員が心底楽しんでるので、今後ジャズティストの楽曲を推し進める事になりました
もう既に数曲アイデア浮かんでます、「ハードボイルドなSKYWINGS」なんかも面白いと思うので楽しみにしてて下さい
コンサートでも「ここからジャズコーナー」みたいなセクションあったら面白いなーって
音楽性が深くなって行く、円熟して行くってこういう事を言うんだなぁと体感
「音楽をやっている」バンドの楽しさがにじみ出てる曲だと思います
SKYWINGSの皆さん、相当気に入ってます 笑
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・「Hello,hello」
この辺で何かしら楽しい曲を、と言う事で2月曲のテーマは進んでいました
元々違う曲のデモが出来上がる寸前で、「あ、万博近いし、そこに寄せて行く曲にしよう」と12月30日の深夜に思い付き、TAKASHIに電話したのです「今書いてる曲やめて万博テーマにした曲にしようー♪」って
電話の向こうで「え!今デモ出来たのに??!!!作り直すの!?」って叫んでましたね、彼 笑
はい、作り直してもらいました♪ 笑
奇しくもこの曲がデモ仕上がったのが「Posion」と同じ1月6日
TAKASHIと車折神社に初詣に行く時に車の中で聴かせ合いました
TAKASHI曰く、曲のアイデアの元になったのは「Elegy」をスタジオで演奏してた時に私が「Elegyをコンサートでやったら演奏後多分シーンって静まり返るから、いきなりタンバリン持って『ヘイ、エヴリバディ!』って躍り出したら面白いかも」って何気なく言ったのがきっかけだったそう
「じゃあ、I-LA君がタンバリンね」って勝手にパート追加されてました 笑
タンバリンのRecは楽しかったのでまあ良しとしましょう
デモ聴かせて貰った時点で「Hello,hello」のタイトルが1発で浮かんで、「世界中の言葉でこんちはを言うパート」も思い浮かびました
「世界中の言葉でこんちはを言うパート」で14カ国の言葉で言っています
中国語→タイ語→ヒンディー語→ロシア語→ラトビア語→フランス語→ドイツ語→アラビア語→ラテン語→シンハラ語→スウェーデン語→ベトナム語→韓国語→日本語、の順番
北欧4カ国は俗語も含め挨拶の言葉に共通語がある為、スウェーデン語の「Hej」(ヘイ)に集約
この中で英語は入れてません、あっちこっちで「Hello」言ってるんで
最後日本語の「こんにちは!」はメンバー全員で叫んでますが、もっとふざけた感じになるかなと思ってましたが意外にふざけて聴こえないので不思議です
余談ですが、歌録りの時にスタジオで発音の確認をしようとスマホで音声が出るサイトにアクセスした際、前日に私が使用していたスピーカーに繋げるBluetoothコンバーターを当日別の方が隣のスタジオで使用していて、距離的にも接続されてしまって、「いきなり外国語がスピーカーから流れた!心霊現象だ!」と軽くパニックになってたそうです 笑
ごめんよー
「勝手に大阪・関西万博のテーマ曲やってみた!」と言う触れで発表した曲ですが、内容は挨拶の大切さをハッピーに書いてます、歌は「うたのお兄さん」的なイメージでやっております
コンサートできっと楽しく盛り上がれる曲だと思うし、「Poison」とは違うタイプの楽しい曲なので、この2曲はよくぞ生まれてくれたとメンバー達も大満足です
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1年間を締めくくる曲、非常に大事な位置にあたる曲となりました
最後は別れを彷彿させるマイナーキーの悲しい曲にしよう、と最初から決めていました
前曲の「Hello,hello」がメジャーキーだし、そもそも私の中でメジャーキー曲の落とし所は「End roll」に託していたので
タイトルはフランス語で「空に帰る」、英語だと「Return to the sky」ですね
「なんてカナ読みしたらいいの?」と訊かれますが、まあとりあえず「リトゥア オウ シエル」でいいんじゃないでしょうか(なんて適当な 笑)
「End roll」の時と同じく「日本語の美しさ」を意識した歌詞に
「徒花」(あだばな)は「蕾のまま咲かずに終える花」を意味します
割と最近では珍しくギターアプローチがある曲になりました
付点8分ディレイ奏法はヴィジュアル系の継承されて行く伝統演奏でもありますね(初披露したのは「How Beautiful」)
浮遊感、深淵、壮大、雄大、悲哀、そんな感じを受け取って貰えれば正解かと
浮遊感を出す為、あまりメロディを動かさないで美旋律を保つ、と言う新しいアプローチをする事に
故にかつて無い位にロングトーンを使用したメロと歌唱になったし、伸びるトーンでより深淵さが出せたと思うので、頭の中の構想がぴったりと反映された曲でした
そこまで高いキーではありませんが「そこそこ高め」がずっと続く且つロングトーン必至なので、もしかしたら歌うのが一番難しい曲になったかも知れません、この曲と「Poison」はとても鍛えられます
この1年の楽曲で「ANGELS SAGA」の内容を書く事は「Wink!」だけでしたが、この曲で一気に反映
「TONIGHT」と同じ世界と場所で、お別れの為に天使は空へ返って行く情景を主観・相手目線で切り変えてます
最後は振り切って、この物語をここで終わらせないと言う意志を強く描き、ラスト30秒の展開でこの1年間の動きを提示しました、「その曲のメロディで終わるのか!」と言う熱い展開になっております
オーケストラが歌とメロディに寄り添う、そんな距離感でアレンジ
デモの段階で私の思想やアレンジアプローチが強く入ってる曲はTAKASHIにとってアレンジを差し込むのが凄い難しいらしいです、端から見てても「何かやりにくそうだなぁ」と分かったので 笑
「Empty autumnとこの曲は特に難しかった」と言ってました
確かにこの2曲はデモの段階でほぼ完成版と変わらなかったし、そう言う所も以心伝心してるんだよね
ラストを締めくくるに相応しい曲になったと思います、なにげに新タイプの曲でもありますね
全曲カラオケ配信したいなー
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・総括
と、2024年4月から始まったマンスリーシングル企画、1年間無事完走でした
毎月毎月ギリギリで曲を書き出し、時間の許す限り突き詰めて自分達を追い詰め、音楽性の幅と表現力を異常な程広げて昇華し続けれたと自負しています、この12曲(うち1曲カヴァーですが)がこれからのSKYWINGSの未来の音楽性の基盤となり発展して行く事となります、この表現の未来の景色に是非ともお連れして行きたい
と同時に「アイリッシュやってない、スパニッシュもやってない、アラビアンな音もやってない」と一杯やっていないタイプの曲達とアイデアが山ほど出て来てるし、SKYWINGSはジャンルレスで音楽を表現して行きたいなと思います、まだまだここから変化して行きます
この1年で予定しながらも出来なかった和曲、ハロウィン曲もスタンバイしてる訳ですし
自分の中では「Nothingness」、「Empty autumn」、「Poison」のメロディ感性がこれからのキーポイントとなって行くんじゃないかなと思ってます
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そして3月04日、ストリーミングが100万回突破と言う連絡がディストリビューション会社から連絡ありました
社会情勢による1部の国々では未集計ですが(合わせると130万くらいなのかな?)、サブスク主流になったこの時代にミリオンと言う一定の数字が出た事は今後のアルゴリズム的にも効果的なのでとても有り難い事です
数字的にはマンスリーシングル達が3分の1を占める数字
エンジェルの皆さん、ありがとうです
今の自分達がどの立場にいるかはもう客観的に分からないので、こう言う時はAIに尋ねるのが一番
返って来た答えはとてもポジティヴでしたが、鵜呑みには出来ず更なるやる気に駆り立てられます
ただまあセルフマネジメントでこの数字を出せているのは他に例を見ないので、そこは素直に喜んでも良いのかなと
正直「こんなもんじゃないでしょ、1000万、1億行かないとね」と言う気持ちなのは当然であって
Web広告打ち直しをこの4月から更に色んな所に仕掛けて行こうかなと
この1年でやった事がここで終わるんじゃなくて、ここから更に広げて行く活動に
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・2025年どうなるかな
4月に入ってメンバー、運営と共に今後の進め方を話し合っていますが、
フィジカル化、企画もの、新ヴィジュアル面、映像コンテンツ、今後のリリース形態、世界観グッズ系、アパレル系、ソロ等等、あれもこれもと一杯あるので、取り敢えず冷静に敏速に行動して行こうかなと
コンサート再開と新メンバー問題が一番センシティヴですね、つい最近も2名オーディションしましたが・・・うーんと言う感じ・・・ここはしっかり「未来を共にする人材」の選定をして行かなければ、と
メンバー問題が滞っても音の面では何不自由ないのでリリースもいきなりあると思います、というか絶対出します、出したいもん 笑
とりあえず、この1年間リリースした12曲を愛でて頂ければ、と思います
数字をどんどん加速させて行かなければ
次の発表、待ってて下さい
I-LA

